英語の長文が読み切れない、、
リスニングの勉強方法がわからない、、
中高生の頃、英語は点数がなかなか取れない科目でした。学校のテストでは勉強やっているので点数はそこそこ取れるのだけど、模試になると取れない。センター試験でも最後まで長文読解が読み切れませんでした。
現在は仕事で英語を多少は使う環境になり、高校時代の勉強法が色々と間違っていたと実感しています。
今回、中学高校時代の英語勉強法の反省点を紹介し、現在考える最適な勉強法を紹介します。
要点の一覧
中学高校時代の時間は一瞬です。この時間はとても大事なので、『やるべきこと』だけでなく、むしろ『やるべきでないこと』を意識してほしいです。
やるべきこと
- 発音、音声変化について勉強すること
- リスニングを勉強するときは動画付きのものを選ぶこと
- 単語力、語彙力をつけること
- まずは動画を見てリスニング力をつけてから、リーディングすること
やるべきでないこと
- 返り読みをすること
- 一文一文丁寧に訳すことを勉強と思うこと
- 構文のマークをつけること(これは昔の漢文の読解のための手法であり、全く現代に則していない)
- 定期テストの点数のために同じ文章を黙読して、内容を日本語で覚えること
- 単語のスペルを丁寧に覚えようとすること(特に語呂合わせで覚えようとする)
勉強法の結論としては『音として認識しながら、英語の順番で意味を理解するようにすること』と『単語力』である
私は高校時代、長い文章を前からスラスラ読むことができませんでした。意味が取れなくなると構文のマークを付けて、返り読みしないと理解できませんでした。
また、真面目に勉強をしていたので、ある程度(受験生レベル)のライティングはできていたけれども、ほとんど日本語を訳しているに過ぎず、実社会では無意味な能力を鍛えていたに過ぎませんでした。
真面目に定期テストの勉強をすることはダメ
私は真面目に定期テストの勉強をしていました。しかし、上記の『やるべきでないこと』ばかりをやっていたため、結局は模試や実際の場面では使うことができませんでした。
特にリスニングが苦手で、返り読みの癖がついてしまっているため、どうしてもリスニングの点数は上がらなかったです。
私が今、中高校生ならやる勉強法
単語力をつける
私は完全な理数系タイプなので、
『英語なんて、しっかりルール(文法)を理解さえすれば、そのうち点数上がるはず。単語を覚えるなんてダルい』と思っていました。
しかし、それでは学校の定期テストの点数は取れても、一般模試の点数は上がりません。(初見の文章が読めません。)
英語が得意でなくても絶対にやる必要があることがあります。そう、単語力です。
私は高2の時に上記の態度を改めて、単語帳を使って、単語を覚え始めました。すると、点数が上がるし、文章が比較的早く読めるようになったのです。
単語力は絶対に必要です。
まずは動画を使ったリスニングから勉強を始める
言語を習得するために絶対に欠かせないこと、それはその言語のインプットです。
私はインプットのためにイマージョン学習法を行い、英語を習得しています。
リスニングから始めることで変な返り読みの癖をつけることなく、英語を習得することができます。
聞いていてもわからない場合
初めてイマージョン学習で動画を英語でみるとき、聞き取れない、、と落ち込むかもしれません。
その際に覚えておいてほしいことがあります
- 最初はみんな聞き取れなくて当然。だんだん聞き取れるようになるので継続しよう
- ただし、最初からCNNニュースなどの難しいものは見ずに、赤ちゃん用、子供用から始めよう
赤ちゃん用や子供用の動画は音声の解説と動画の動きが連動していることが多いです。そのため、英語が最初わからなくても、映像としてどういう場面かは理解できます。
そういう動画を選びましょう。
このようにして大量に英語に触れて、慣れていくようにしましょう。次第に、動画を見る時間が英語で理解し、考える時間に変わっていきます。
動画をみるのと平行して英語の発音、音声変化の勉強をしよう
私の時代は英語の発音、音声変化の勉強はほとんどありませんでした。
しかし、上記のイマージョン学習法を行うのであれば、英語の音としての性質も同時で学ぶことをオススメします。
英語を音として認識して、音を積み上げられる人はいいのですが、英語をカタカナとして理解しようとする人は特に英語独特の音の勉強をした方が最終的には絶対有益です。
次にリーディング、最後にアウトプット系のライティング、スピーキングの順番で
インプットが十分溜まっていないのにアウトプットはできません。
日本の英語教育でよくあるような『文法理解できているかパズルライティングテスト』はその時のテストのためには一時的には必要ですが、個人的には意味がないと思っています。
なぜなら、その時の頭の中は日本語ですよね?
英語の勉強をしているなら、英語で考えるようにした方がいいです。結局、英語の勉強時間を日本語で考えているという時間の無駄になってしまいます。
文法は勉強しなくていいのか
正直、文法はガッツリ勉強する必要はありません。
上記のイマージョン学習で自然と文法的法則をなんとなく理解できるようになります。
ただ、スポーツを見るときに、スポーツのルールを前もって知っている方が最初から楽しめるように、そんな感覚で文法を考えている方がいいと思います。
ルールを知らなくてもなんとなく、スポーツを見続けたらルールがわかるように、必ず勉強しないといけないものではありません。
むしろ、文法ばっかり勉強することは、ルールブックばっかり読んで、野球を見たり、やったりしないことに相当します。意味不明です。
薄いテキスト一冊をさらっと学習する程度で十分かと思います。
Podcastはある程度上級者担になってから
私のような真面目系、意識高い系の人は英語力をつけたくて、Podcastを聞いてるかもしれません。しかし、内容ちゃんとわかりますか?6-minute EnglishとかVoice of Americaとかを背伸びして聞いていました。
私は『やった気分』になっているだけでした。
このときから動画を英語で聞く方法を知っていれば、、と思います。
子供用番組やアニメを見てレベルアップしてから戻ってきてください。
細かい単語のスペルやライティングの対策はあとからで十分
ある程度英語のインプットが多くなれば、自然と英文が書けるようになります。
定期テスト対策!とか言って下手な教科書にあるような英文を丸覚えするくらいなら、その時のテストは間違ってもいいです。
長期的に見て実力がつく方を選択しましょう。
この辺りはその他の理数系科目と大きく性質が異なります。
英語は突然伸びる
理数系は
・Step by Stepで以前の知識が次の単元に関わることが多い
・定期テストの点数と一般模試の点数は比例する
英語、国語は
・一定のインプットの閾値を超えると突然わかるようになる
・定期テストの点数と一般模試の点数は比例しない
という違いがあります。
英語は最初から全部理解しようとすると膨大の時間がかかってしまします。そのため、真面目な人や完璧主義はトータルのインプット量が少なくなってしまいます。ある程度の理解度でいいので、大量にインプットをするようにしましょう。
『ちょっと訳わからないけど、とりあえず内容を理解しようと頑張って聞く』というのが英語学習の苦しみです。
だからこそコンテンツを『自分の好きなもの』『馴染のあるもの』『ある程度簡単なもの』にしておかないと継続ができないと思います。
まとめ
以上、真面目に英語の勉強を頑張っているのに点数が取れない人に向けた英語学習法でした。
中高校時代の数年間があれば、英語を長期的な目線で伸ばしていくことをオススメします。
私のブログでは『英語イマージョン学習法』について色々と書いていますのでご参考にしてください。
コメント